ダ・ヴィンチ刑事

三雲岳斗さんの中世ミステリー「聖遺の天使」文庫版を買ってきました。
ダ・ヴィンチを探偵役に据えているので「ダ・ヴィンチ・コード」ブームに乗って売ろうということでしょうけど、文庫派の私にとっては大歓迎です。
いやこれがもうおもしろいのなんの。
嵐の夜、城壁にキリストのように磔にされた死体。
現場で目撃された天使。
聖母子像が浮かび上がると言われる聖遺物かもしれない香炉の紛失。
城塞を攻めようとして神の奇跡の前に無惨な全滅をした傭兵部隊の言い伝え。
はたして天才ダ・ヴィンチがたどりついた真実とは?
と言う感じで息をもつかせぬ展開でおもわず一気に読んでしまいました。
昨日「売ってねー」と叫んでいた「メイド刑事2」も無事フラゲ出来ました。
いよいよ信楽老のような黒幕登場のようですね。

聖遺の天使 (双葉文庫)

聖遺の天使 (双葉文庫)