タイムマシンにお願い

昨日の「超忍者隊イナズマ!」ではタイムマシンで過去に干渉しても未来へはほとんど影響が出ないので過去ロケがよく行われるようになったという説明がされていました。
過去に干渉しても未来は改変されないという説明は、最近だと涼宮ハルヒシリーズの未来人・朝比奈みくるちゃんの説明がありました。
時間は連続したものではなくパラパラマンガのように時間平面の積み重ねなのでどれか1枚にらくがきをしても他の時間平面にはまったく影響がないという説明です。
みくるちゃんが未来へ帰ったら、みくるちゃんの痕跡が全て消えて、みんなもみくるちゃんが最初からいなかったものとして日常が続くということでしょうか。
これに関してはちょっと納得がいかないのですが。

涼宮ハルヒシリーズ

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

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もうひとつは長谷川裕一さんの「クロノアイズ」にあるような時間軸を木に喩えて、歴史改変で時間軸が分岐してパラレルワールドを形成するというもの。
元ネタはジャック・ウィリアムスンの『航時軍団』まで遡るそうですけど、個人的には「クロノアイズ」がおすすめです。

クロノアイズ(全6巻)

クロノアイズ (1) (マガジンZKC (0010))

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ちなみに長谷川裕一さんは「さらにすごい科学で守ります!」でタイムレンジャーの未来は実は過去というおもしろい説を唱えておられます。

さらにすごい科学で守ります!

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さて、それでは「イナズマ!」のタイムトラベルはどうかというと、どうも後者のようです。
以下はネタバレを含みます。
ジュンが三バカを助けるために江戸時代に残ると言った時、倉田宮は一度未来へ帰ったらワームホールが消失して再びジュンのいるこの時代この場所へ迎えに戻ってこれる確率は低いと言っています。
つまり彼らの行っているタイムトラベルでは時間は指定してワームホールで2つの時代を繋ぎタイムマシンで移動する。
普通にやれば歴史改変が起きていない世界へ繋がるんだけど、歴史改変が起きているパラレルワールドが存在している場合はたまにそっちの世界に繋がることがあるということです。
最初は無気力だった倉田宮くんも三バカやジュンの熱気にあてられて最後はジュンのいる世界へ繋がるまでタイムトラベルをやりなおすという熱血ぶりを見せてくれました。

超忍者隊イナズマ! [DVD]

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