ピアノトリオになったカルテット

何か長いこと読書カテで何も書いてなかったので、久しぶりに。
今年、実家へ帰った時に何もすることがなくて、持っていった本ばかり読んでいたら、手持ちの本を全部読み終わってしまいました。
とりあえず、その中から印象に残ったものを紹介。

その答えは、楽譜の中に (富士見L文庫)

その答えは、楽譜の中に (富士見L文庫)

高校卒業後に結成したカルテットのうちギタリストが亡くなった。
残された三人、教授、スモーキー、セーフが彼の遺品である楽譜を整理していると、奇妙な楽譜が見つかり、それをきっかけにそれぞれの生前の彼との思い出に花を咲かせるのだった。

あらすじにあるようなミステリーと言うほどの謎はありませんが、この亡くなった自称天才のギタリストが、三人にとってかけがえのない友人で、みんなは彼から人生の転機にはいろいろとエールを貰っていたという話です。
ただ、それに留まらず、自分が亡くなった後のことまで考えて残された人たちに楽譜というメッセージを残していたというのがまた彼の凄いところですよ。