ミステリー作家の復讐

「死者のメッセージ」
今回の犯人は女流ミステリー作家・アビゲイルです。
さらに動機が、私欲ではなく、殺された姪の復讐です。
姪はヨットの事故死ということになっていましたが、アビゲイルは、姪の夫・エドモンドが事故死に見せかけて殺したことに気づきます。
ただ、証拠はないし、警察も事故で片づけた後なので、どうにもなりません。
そこで自らが、姪に代わって復讐をしようと、エドモンドを金庫へ閉じ込めて殺します。
しかしアビゲイルの計画には思わぬ見落としが2つもありました。
ひとつはエドモンドが車の鍵を机の上に置き忘れていたこと。
そのままにしておけば、誰かが気づいてエドモンドが助かる可能性があり、さらに時間もなかったので、とりあえず玄関の灰皿の砂の中に隠したのがいけなかった。
結局、この鍵は秘書に見つかり、秘書から強請られるはめになってしまいます。
さらに金庫に閉じ込められたエドモンドが知恵を絞ってダイイングメッセージを残したこと。
これがコロンボの目に止まり、決定打になってしまいました。