何とも言えない雰囲気

「黄金のバックル」
いつもの「刑事コロンボ」なんですけど、今回はどうも雰囲気が暗いというか、何か妙な感じです。
女性が犯人でありながら、平然と二人も殺した手際もさることながら、何事にも動じないところが不気味です。
何度か激昂するシーンもあるのですが、それすら演技ではないかと思ってしまいます。
ラストも何かすっきりしないというか。
普通にちゃんと犯人を捕まえて行くのですが、犯人の堂々とした態度が、あまりにも異質でした。
ちょっと笑えたのが、床屋に聞き込みに行って散髪されるコロンボの図。
しばらく髪型がきちんとしているのに、だんだんまたボサボサに戻っていくのが笑えます。