野球は国民的スポーツ(笑)

母親の再婚を期に父親の元で暮らすことにした高校生のベラがやってきたのはフォークスという田舎町。
年中、雨か霧に覆われているという陰鬱な町で彼女はカレン医師の養子エドワードと出会う。
互いに引かれ会うふたりだったが、エドワードたちはヴァンパイアだった。

ヴァンパイアと人間の恋を描いたラブストーリー。
ヴァンパイアという素性を隠して暮らしているカレン医師一家は、自らを"菜食主義者"と呼んでいるようです。
人間の血ではなく動物の血で我慢しているのですが、医師という立場なら新鮮な血液を入手しやすいのではないかと思いました。
また太陽光を浴びても死なないんだけど、体が金色に光ってしまうらしく、晴れた日は学校を休んで家族でピクニックに行っていることになっているそうです。
ベラを家に招いた時に初めてキッチンを使ったとか、超人的な運動能力をフルに使っての野球は、打撃音を誤魔化すために雷が鳴っている時にしかやらないとか、とても家族的なカレン一家が微笑ましいです。
その一方でベラを他のヴァンパイアたちから守る為に連携する姿もいいです。