兄さんの名前はイーサン

コピーショップでバイトをしているジェリー(シャイア・ラブーフ)の元に双子の兄・イーサンが交通事故で死んだとの知らせが届く。
イーサンはジェリーと違い有能で軍の仕事に就いていて、ジェリーはそんな兄にコンプレックスを抱き実家には近寄ろうとしなかったのだった。
葬儀には参列したものの父親と口論になり、さっさとアパートへ戻るジェリー。
ところがいつの間にか口座には大金が振り込まれていて、アパートの部屋に戻れば身に覚えのない荷物が大量に送りつけられていた。
荷物は銃器や爆弾の材料、さらには偽造パスポートと、どう考えてもテロリストか何かとしか思えないようなもの。
そこへ携帯に電話がかかってきて、謎の女からFBIが近くまで来ているからすぐに逃げろと言われる。
一方、小学生の子供を持つシングル・マザーのレイチェル(ミシェル・モナハン)は子供が所属する楽団が大統領の前で演奏をすることになり、駅まで送り届け、友人達とパブでしばしの休息をとっていた。
そこへかかってくる電話。
てっきり息子だと思い出てみると謎の女の声で、指示通りにしないと息子の乗った列車を脱線させると言われる。
ジェリーとレイチェルは謎の女の指示に反発しながらも従わなければならなくなる。
謎の女の目的とは?

最初はゆっくりと始まり、ジェリーが捕まったあたりから急激にスピード感を増して一気にクライマックスへと突っ走ります。
ただ、終わってみると「彼女」がなんであんなまどろっこしいことをしたのか理解出来ません。
あれだけの能力があるのなら、もっと簡単に事を進められたでしょうに。
それにジェリーはともかく、レイチェルを使った意味がわかりません。