親子の絆

ロボットによる格闘ショーのおかげで、生身の人間によるボクシングや格闘系スポーツが廃れた時代。
主人公のチャーリー・ケントン(ヒュー・ジャックマン)は元プロボクサーだったが、今でも一攫千金を夢見てオンボロロボット・アンブッシュと地方でのショーに出て日銭を稼いでいる。
しかし、そのロボットもショーで大破してしまい、いよいよ借金で首が回らない状態の時、元妻が死んだとの報せを受ける。
そのままなら息子のマックス(ダコタ・ゴヨ)の親権は、ジャックのものになるのだが、自分のことでいっぱいいっぱいのジャックは、資産家のマーヴィン(ジェームズ・レブホーン)と結婚している妻の姉デブラ(ホープ・デイヴィス)が親権を欲しがっているのに目を付け、マーヴィンと取引して親権を手放す代わりに金を手にする。
ただ、マーヴィンたちが旅行に行くため、それまではマックスを手元に置くことになる。
手に入れた金で早速、訳あり品のロボット・ノイジー・ボーイを手に入れ、手っ取り早く稼ごうと非合法な格闘場へと乗り込むが、結果は惨敗。
またも壊されたロボットをなんとか直せないかと、廃材置き場へと部品を盗みに入る。
そこでマックスが崖から落ちて死にかけるのだが、崖から飛び出していたロボットの腕にひっかかって九死に一生を得る。
そしてその腕の持ち主のロボット・アトムを掘り出したマックスは、ジャックに代わってアトムで金を稼ごうとする。

人生どん底の親父と、母親を亡くした子供。
ロボット格闘を通して二人の絆が結ばれていくヒューマン・ドラマです。
鎧武者風のノイジー・ボーイは装甲に日本語で「超悪男子」とかベタベタと書かれて笑えてしまいます。
マックスも着ているTシャツにカタカナで「ロボット」と書かれていたりしました。
あとノイジー・ボーイの開発者で、アトムの最後の試合相手ゼウスの開発者でもあるタク・マシドは一応、日本人っぽいです。
あとゼウスのスポンサーのファラ・レンコヴァ(オルガ・フォンダ)が何故か「あしたのジョー」の白木葉子に見えてしまいました(笑)