犯人を表彰

意識下の映像
顧客の意識調査を行いそれに沿ったアドバイスを行うケプル研究所のドクター・ケプルは、CMモデルの女の子を使って依頼主のノリス社長を籠絡しようとしていたが、それに気付いたノリスはケプルと縁を切ると言い出す。
ケプルはプレゼン用の映画の上映会で、ノリスが席を立つようにし向け、水飲み場で射殺する。
しかし事件発覚後のケプルの行動に矛盾を感じたコロンボはケプルの得意分野を逆手に取った罠を仕掛けるのだった。
今ではこの話の中で出てくるサブリミナルのポップコーンの話は作り話で、実際にはなんら効果がない事が実証されているのですが、当時としては禁止されるくらい、かなり信じられていたようです。
なので、実際にはケプルがノリスに仕掛けた罠も、コロンボがケプルに仕掛けた罠も使えないんですけどね。
まぁケプルの仕掛けには、予め塩辛いキャビアを食べさせ、劇場のエアコンを止めて蒸し暑い状況を作り出しているので、それだけでも効果はあったかもしれませんが。
最後にケプルの提唱したサブリミナル効果で決定的な証拠を押さえたコロンボは、ケプルに捜査協力で表彰したいくらいだと言っています。