雨降って地固まる

第3話「赤い規制線」
ダニエルズと別れたことを後悔してバーで飲んでいたガブリエルと、それを慰め昇進試験を受けるように進めるテイラー
しかしその時、外で銃声が鳴り響き飛び出していくガブリエル。
撃ち殺された死体が転がっており、逃げていく人影に向けて止まるよう叫ぶガブリエルだったが、相手が撃ってきたので、こちらも撃ち返す。
相手が倒れ、近づいてみるとまだ少年でしかもどこにも拳銃がない。
テイラーの勧めで意識が混濁している容疑者に付き添って救急車へ乗るガブリエルだったが、内部査察室の女警部レイダーに目を付けられてしまう。
現場からは拳銃も薬莢も銃弾も見つからなかったうえガブリエルにアルコールが残っていたこともあり、丸腰の市民を撃ったとして追求されるはめになる。
しかし、実際に銃で撃たれて死亡している人がいるので、殺人事件として捜査しようとするブレンダだったが、レイダーがガブリエルの発砲を内部査察室で取り調べると言って横槍を入れてくるので険悪なムードに。
以下ネタバレな感想です。
実は犯人は二人組みで撃たれた子供ともうひとり従兄弟がいたことが判明。
銃撃をしたのは後ろにいた従兄弟で銃は彼がそのまま持って逃げたし、薬莢が落ちてなかったのはリボルバーだからで、銃弾が見つからなかったのはガブリエルが証言した立ち位置が間違っていたから。
ブレンダが正しい位置関係を推理して予想弾道を修正したらあっさり見つかる弾丸。
まぁ暗いしアルコール入ってたからね。
そして犯人の二人の動機がまた幼い。
従兄弟の父がアフガン戦争で死んだためイスラム教徒が憎いという理由で、売店の男を脅そうとしたらしいのだが、被害者はユダヤ人でイスラム教徒でもなかったという、大変、皮肉なお話し。
まぁ今回の事件でひとつだけ良かったことは、最近ギクシャクしていたガブリエルと重大犯罪科の面々の壁もとっぱらわれ、ガブリエルもダニエルズのことを吹っ切れたことかな。
それとこの回で"彼"は安楽死させられました。