世界が標的か

『24』のFOXが放つ『24』よりおもしろい『ザ・グリッド』。
煽り文句につられて買っちゃいました。
確かに『24』のリアルタイムという制約をはずしてテロの標的を世界規模にしてしまうとおもしろくないはずがない。
アメリカのNCS、CIA、FBIにイギリスのMI6を加えた対テロユニットが世界規模のテロを計画しているテロ組織に挑む。
まだ1巻目しか観ていませんけど、結構期待出来そうです。
『24』の時は他の組織との情報共有をしていましたけど、小説版ではFBIがCTUへの情報提供を拒むシチュエーションがありました。
そんな感じでこういう組織は縄張り意識が強くて世界の一大事だというのに共闘したがらないんですよね。
主人公達はそれぞれの組織の代表で、自分たちのテロ対策チームと組織での上司からの圧力の板挟みがあったり、プライベートにいろいろ問題が山積みだったり、敬虔なイスラム教徒のせいで疑われたり、有能だけど言動に問題があって他の仲間と対立したりといろいろあるわけです。
それはテロ組織も同じで「やってやるぜ!」と息巻いているのもいれば、直前になってからびびりまくって自分の役割を放棄して逃げ出す奴もいるわけです。
まず1巻目はイギリスのホテルでテロリストが誤ってサリンをばらまくという事件から始まり、組織を越えた対テロユニットの結成、NY地下鉄サリンテロ計画の捜査と話は進んでいきます。
リアルタイムではないので主人公達は情報収集のため世界中を飛び回ります。
ある意味『24』のように事件当日の一日で事件を解決するほうがたしかに非現実的なんですけどね。

ザ・グリッド DVDコレクターズ・ボックス

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