陰陽少女

  • 陰陽少女 壱 誕生〜激闘篇
  • 陰陽少女 弐 死闘〜真相篇
  • 出版社/メーカー:オンリー・ハーツ
  • あらすじ

伊佐凪ユキ(井村空美)はシードと呼ばれる超能力の研究機関に所属していたが、ある実験中に死んでしまう。
両親に続き姉のユキまで事故で亡くし、たったひとりの肉親となったおじ鍛冶ヨシト(菅田俊)も仕事で戦争地帯へ行って帰って来れないかもしれないと聞き落ち込む伊佐凪ミキ(小向美奈子)。
そんな彼女の元にシードの研究員ニシキとヒカリが現れ拉致されてしまう。
どこともしれない森に置き去りにされるミキの前に森で自殺した亡霊たちが現れる。
パニックに陥り死んだユキに助けを求めるミキ。
そしてユキの幽霊が現れミキへと乗り移った時、魔法陣より霊を切り裂く刀が現れた。
ユキ=ミキはその刀を引き抜き襲い来る亡霊達を倒していくのだった。
事件後、ヨシトはユキの恋人でシードの東京支部チーフの鸚頼シンイチ(阿部光喜)を問い詰めるが彼は今回のことはニシキとヒカリの暴走で自分は関与していなかったと言い訳をするが、ユキの死に関することは何も話さなかった。
シンイチに不信感を持ったヨシトだったが、他に頼れるものもいないので、ミキのことをシンイチに任せて自分は戦地へと赴く。
そしてミキはユキやシードの助けを借りながらこの世にあだなす悪霊達を倒していくのだった。
しかしシードの背後では謎の人物ワンダーレンの陰謀が進行していた。

  • 感想

2004.10月から12月までtvkTVS、KBSで放映された近未来ホラーアクションドラマ。
浅井惠子の「陰陽奉行」(文芸社)を原作に現代風にアレンジしたものだそうですが、「陰陽奉行」自体知らないので原作との比較は出来ません。
全13回(最終回はメイキングだったので実質12回)のうち前半6話と後半6話を編集し直したものです。
青き龍のキオク
漆黒ノ孤独
黄砂のトケイ
赤キ炎ノ追憶
憎悪ノ果てに白キ残像
の5つのパートからなっています。
それぞれが五行の木(青)、水(黒)、土(黄)、火(赤)、金(白)の勾玉に取り憑かれたものによって引き起こされた事件で、解決後入手した勾玉をシードで保管することになります。
そして最後は…。
個人的には「赤キ炎ノ追憶」が一番好きでした。
「黄砂のトケイ」もボディガードのお姉さん(?)がよかったのですが、ダイゼンのシーンはわざと手ブレ映像になっていて見ていて気分が悪くなりそうでした。
ブレアウィッチとかダメなんですよ。
そして毎回出てくるミキとユキの合体(?)シーン。
ミキが魔法陣から刀を引き抜いて構えるとチャイナ服姿のユキに変身するというあのシーンも好きでした。